活版工の日常

内田印刷 業務日誌

 
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樹脂版による、カスレの表現

木版のようなカスレの味わいを樹脂版で表現できるか・・
今回はいろいろ試してみました。

kasure01_20120416210323.jpg

カスレは、樹脂版の高さを変えて、表現いたしました。
メタルベースに樹脂版を固定する両面テープを
kasure03_20120416210320.jpg
部分的に、剥がしたり
kasure04_20120416210319.jpg
セロテープで高さを上げたりいたしまして、ムラ、カスレを表現いたしました。
あとは、インキの硬さ、胴張り、印刷中に印圧を調節など工夫いたしました。


今回は本機校正を行い、ムラ カスレの雰囲気をクライアント様に
確認していただき本刷りいたしました。
kasure05_20120416220031.jpg

活版印刷機による、本機校正もいたしますので、お気軽にご相談下さい。

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# 活字と樹脂版 解決編 胴張りについて・・

昨日の続きですが、活字と樹脂版の硬度の違いが・・ごにょごにょ言ってましたが、

どうもあまり関係なかったようです。スイマセン

樹脂版と活字の版の高さの微調節と、胴張りの仕立て直し、インキの濃度でほぼ解決できました。

まず胴張りの仕立て直し

*胴張りは、人それぞれ考え方が違うと言われています。
紙や絵柄によっても変更していきます。
同じ事をして綺麗に印刷できるとは限りません。
あくまでも参考として見てください。

まずトップシートは、ワンプをひっくり返して使ってみました。

top001.jpg

わんぷの裏はコーティングしてあるので、油やインキが飛んでも、
拭けばすぐに綺麗になるので、たいへん便利です。

ちなみに、ハイデル純正のトップシートは0.1mmですので同じ厚さのわんぷで、

見当がシビアな印刷、紙との相性が悪い時などはハイデル純正トップシートを使います。

次が重要です
top02.jpg
胴張りの中に入れる紙です。

今回は、4種類の紙、6枚入れてみました。全部で1mmになるように合わせます。

私の考えとしては、なるべく多くの紙を使って仕立てたいので、

厚い紙を1枚、中間の紙0.2~0.1mmを1~2枚、薄い紙0.1mm以下を2~3枚

厚い紙を下に徐々に薄い紙に仕立てていきます。

これも絵柄や印圧の掛け方によって、微妙に変更していきます。

時には紙以外の物を入れてみたりしています。

top003.jpg

マイクロで計測しますが、ここでも意外と正確に測れるようです。
流石ハイデル変なこだわり・・

top004.jpg

あとは胴わく棒を使ってシワにならないよう張っていきます。

top006.jpg

印刷しながら、薄い紙(新聞、ティッシュペーパ)などを使いムラ取りして、

完成

あくまでも、私の考えです。

何かご意見があったら、参考にさせていただきたいので、ご一報いただけると幸いです。





活字と樹脂版

活字だけですとどうしても足りないフォントが出てきます。

樹脂版を使って足りないフォントを作り印刷してみました。

昔からやっていることですが、実際にやってみると、なかなか大変です。

RIMG0526.jpg

自社の名刺をサンプルで作るため、活字を購入したのですが、欧文まで手が出なかったので・・

@マークって活字であるんですかね?見本帳には見当たりませんが・・

組んで、貼って 印刷


k.jpg

どうもイマイチです。気に入りません!

全体の一体感が出てきません。

一番の原因は、フォントの選択が悪いのですが、

活字と樹脂版の硬度の違いも原因の一つだと思います。

活字は鉛ですから版のしなりがまったく無く、紙の表面がこれだけガタガタだと綺麗に潰れてくれません。

印圧を掛ければ当然綺麗に潰れますが、樹脂版は、活字と比べてより綺麗に潰れてしまいます。

樹脂版は、国内で取り扱っている中で、一番硬い80゜活字のように綺麗なエッジが出せますが、

潰れ方の差が違和感の原因だと思います。


むら取り、活字の高さ調節、樹脂版のベースの大きさ変更、印圧調節、いろいろ変更してみましたが

いまいちです。

明日胴張りの調節やフォント変更をしてトライしてみたいと思います。










いろいろな紙

いろいろな紙でテスト刷りをしてみました。

kami

印圧を強くしたり、弱くしたり・・・

細かい文字が綺麗に出ているか・・凹凸がどのように出てくるか・・いろいろ試しました。

活版印刷は基本的にはどんな紙でも印刷出来ますが、
活版印刷の良さを、強調するには、紙との相性が非常に重要だと思います。

コットン系の紙を使えば、多分上手く行くのでしょうが、非常に高価でとても手が出ません。

お安くて、厚くて、表面のやわらかい、腰のある紙
そんな矛盾ばかりな、すてきな紙無いかな~

余った紙で、自分の名刺を刷ってみました。
meishi01

表面が硬い紙でしたが、小技を使って凸凹させてみました。
meishi02
本当は凹凸なんか、つけてはいけないんですけどね・・・
師匠に見せたら怒られますよ

でもお客さんに判ってもらうために・・・ね 師匠!!







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uchidainsatu

Author:uchidainsatu
東京で、活版印刷所を営んでおります

 
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