活版工の日常

内田印刷 業務日誌

 
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なぜ凸版印刷を選んだか・・2

印刷技術も日々進歩し、5色、6色印刷など凝った印刷物も良く見かけます。

印刷価格も下がり、同人誌など個人、サークル単位で気軽に出版でき
サポートしてくれる印刷会社も増えました。

特殊加工も、箔押し 浮き出し加工はもちろん
バーコ印刷による浮き出し、レーザーカッティングによる
緻密に抜かれた製品も見かけます。

当社も何か特色のある印刷が出来ないか、日々模索していました。
仕事の時以外でも、いろいろな印刷物見るように心がけているのですが、

そんなある日、一冊の本と出合いました。
その本は、世界の活版印刷の作品を紹介している本でした。

最近、一部デザイナーさんの中で、活版印刷が見直されてきていると、
話は聞いていたのですが、実際 半信半疑でした。

活版凸版印刷は、旧式な印刷技術
今の印刷機と比べると、制約が多いです。

しかし、この作品集を見て、非常に心打たれました。

私はデザインに関しては、素人ですが・・

制約の多い、活版凸版印刷、
その制約を逆手に取り、
活版凸版印刷の良さを前面に出すデザイン、
どこか懐かしい、そして暖かい色使い、
ベタのかすれ、見当ズレ、色ムラ、が
なぜか嫌味ではなく、自然でカッコいい

非常に感銘を受け、自分でもこんな印刷をしてみたい・・
そして、活版凸版印刷物をもっと皆さんに見てもらいたい・・

非常に安直ですが、そんなきっかけで活版工になりました。

世の中には、デジタルの進歩の恩恵で非常にシャープで綺麗
そして安価な印刷商品が沢山あります。

しかし、どこか懐かしい、温かみがある、印刷はありません。

零細企業の一社員ですが・・

活版凸版印刷を
デザイナー様 クライアント様の
印刷方法の一つの選択肢として、又
一時的な流行で終わらせないよう、
今後頑張って行きたいと思います。

活版凸版印刷に、ご興味のある方は、この本を是非見てください
非常にすばらしい本だと思います。

世界の活版印刷 グラフィックコレクション  
グラフィック社

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なぜ凸版印刷を選んだか・・1

お客様に
ハイデルベルグ プラテン機を買いました
とお伝えすると・・

いまさら活版印刷機なんてどうするの?

そんなの流行らないよ・・

活版印刷?プラテン?なんですかそれ・・

いろいろ言われてます。

本来なら、最先端の印刷技術を取り入れてるべきなのでしょう。
近年、印刷のビジネスモデルはG社様、P社様の低価格印刷通販、
またオンデマンド機による小ロッド低価格商品など普及しております。
印刷単価も非常に落ちてきて、うちのような零細企業は非常に厳しい状況です。

少し話題がそれますが・・・

最近の一般のお客様はネット通販などで印刷単価をお調べになって
自社にお見積もり依頼に来られます。
4色カラー印刷の名刺、ハガキ、フライヤーに関しては印刷通販の
単価では自社では赤字になってしまいます。

それでは、なぜそこまで印刷通販は低価格で印刷出来るのか・・

それは、CTP製版による多面付け印刷をするからです。
1度の印刷工程で沢山のお客様の品物を印刷するため、低コストで出来ます。

前に居た会社では、4色機の機長でしたが、CTP製版機のテスト、
濃度計、コントロールストリップを使った色調管理、印刷機のセッティング、
工場環境の整備などもやっておりました。
当時(10年ほど前)は管理体制がまだ確立しておらず、非常に苦戦しておりました。

現在では、CTPも進歩し安定した出力 又 印刷機の管理体制、色調管理、
4色カラー印刷に関しては、熟練したオペレーターの技術がデジタル化され、安定した品質と
印刷時間の短縮することにより、印刷通販が成立すると思います。

ただ同じ事をするには、億単位の設備投資が必要です。

うちみたいな零細企業では、到底不可能

それでは、どうすれば良いか・・・


話が大分 脱線しましたので 



つづく

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Author:uchidainsatu
東京で、活版印刷所を営んでおります

 
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